【1.基本理念】
私たちは、「地域に生きるすべての人が、安心と誇りをもって暮らせる社会の実現」を目指しています。
地域の中には、目に見えない多くの力――人の想い、土地の知恵、文化の蓄積――が眠っています。
その価値を掘り起こし、次の世代につなぐことが、私たちの使命です。
【2.地域が抱える現実と課題認識】
地方ではいま、深刻な人材のミスマッチが起きています。
「働き手がいない」企業と、
**「働きたいのに機会がない」人たちが、**同じ地域に存在しているのです。一方には、地域経済を支える中小企業や事業者がありながら、
もう一方には、スキルや情報に恵まれず、能力を活かせないまま埋もれている人材がいます。こうした状況は、地域の衰退ではなく、**「つながりの欠如」**が生み出す課題です。
私たちはその断絶を埋め、
地域に眠る「人の力」と「仕事の場」を結びつけることを活動の中心に据えています。
【3.活動方針】
1. 地域の仕事と人材をつなぐ仕組みづくり
地域企業の人手不足解消と、働く意欲のある人の再チャレンジ支援を両立させるため、
マッチング・研修・地域連携の仕組みを整えます。
単なる求人紹介ではなく、地域全体で人を育て、支えるモデルを構築します。2. スキルアップ・学び直しの支援
「働きたいけれど自信がない」「もう一度やり直したい」――
そんな人々が一歩を踏み出せるよう、職業スキルや地域運営スキルの学習機会を提供します。
ICT・福祉・観光・地域運営など、地域の現場に根ざした実践的な学びを重視します。3. ICTを活用した地域人材の見える化
地域の情報・求人・活動をデジタルでつなぎ、
人材・企業・行政の間にある「知らない・伝わらない」をなくします。
オンラインによる情報発信や支援体制づくりを通じて、地域の力を可視化します。
【4.未来への展望】
私たちは、「地域で働くこと」が特別なことではなく、
**“当たり前に続けられる選択肢”**になる社会を目指しています。地域創研協会の活動は、雇用や支援の枠を超えて、
「人が地域で生きること」そのものを支える取り組みです。人を育て、地域を育てる。
それが私たちの原点であり、未来への約束です。

